のぼりと神事

のぼりが、バーゲンやイベントでもない、神社で用いられることに、疑問をお持ちの方が意外に多いようです。

しかし、実はのぼりと神社の歴史は、想像以上に深いのです。

まず、邪馬台国。

この邪馬台国の時点でもうすでに「戦いのための旗」というものが用いられていたようでこれは、魏志倭人伝に記されていたことです。
【海外での例】南軍連合旗

卑弥呼は女王であると同時に、巫女でもありましたから、この旗には、何らかの宗教的な意図もあったのだろうと思います。

要するに、もうすでに神社で利用されるような動機が存在していたと推測できるのです。

日本書紀では、「百済の皇子余昌が、自分の狭量で新羅に対する出兵を強行し、結果的に父親を死なせてしまった際、出家すると言い、それを臣下にとめられ、代わりに国民100人を出家させることにした」というくだりがあり、このすぐ後ろに、のぼりや旗を用意していろいろな功徳を行ったという事が記されており、神事などの宗教的な儀式において、利用されていることがわかります。

現在、神社や祭りでのぼりが飾られるのは、実はお神輿や山車と同じ意味があり、神が降り立つ際に迷わないよう、依り代として立てているのです。